ともさんちのホメオパシー

ホメオパシーセンター新宿  
ホメオパス八代朋子監修

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「レメディの作り方」ホメオパシーってなぁに?(6)

 ハーネマンは 『慢性病論』 と 『医術のオルガノン』 という本の中で

 レメディの作り方を厳密に指示しています。

 

 
(左:慢性病論   右:医術のオルガノン 第六版)

 

その作り方を簡単に説明します。では、カルカーブを作ってみましょう
 

1 レメディの材量、 牡蠣殻(カキガラ)1グラン(0.062g) を乳鉢に入れて、そこに100グランの乳糖を3回に分けて加えて、ゴリゴリとよくかき混ぜます。 
 

1Cの完成 です。


2  「100グランの乳糖を加えて混ぜる」 という作業をあと2回繰り返します。1グランの1Cに、100グランの乳糖を加えてゴリゴリとよく混ぜます。
 

これで 2Cの完成 です!
 

3 
「100グランの乳糖を加えて混ぜる」 という作業をもう一度繰り返します。 1グランの2Cに100グランの乳糖を加えてゴリゴリとよく混ぜます。 


これで 3Cの完成 です!

 
 4 3C(100万倍希釈)まで完成したら 液体で希釈 していきます。100万倍希釈になると、どんな物質でも液体に溶けるようになるからです。

 

100万倍希釈までなったもの1グランを100滴の液体 (水50滴 + アルコール 50滴) に溶かします。
そして 2回ほど トーン トーン と震盪します(叩きます)。 


これで4Cの完成です!

*レメディの持つ効力(作用の力)は、振盪することで生まれます。



 5 4Cの1滴を99滴(または100滴)アルコールに希釈します。 
そして2回ほどトーントーンと震盪します(叩きます)。 

これで 5Cの完成 です!



この先は同じプロセスになります。
1滴を 99滴または100滴のアルコールに希釈し、2回震盪するという方法で、ポーテンシーを上げていきます。
 

セルフケアでよく使われる30Cというポーテンシーのレメディは「100倍希釈+2回震盪」のプロセスを、あと25回繰り返していきます。

そしてポーテンシーが30Cまであがったら、液体1滴を乳糖(砂糖玉)に垂らして完成です。




ハーネマンは、レメディの作り方について、とても細かいところまで指示をしています。

原材料となる物質に乳糖を加えて 乳鉢ですりつぶすときは、乳糖は3回に分けていれなさい、とか乳糖の3分の1を加えたら6分間すりつぶして、4分間はすりつぶしたものを真ん中に集めてきて、また6分間すりつぶして、また4分間は真ん中に集めてきてと20分の時間をかけなさい、とか本当に細かいところまで指示しています。


なので 『慢性病論』 や 『医術のオルガノン』 を読めば、レメディを自分で作ることも可能なんですよ。

実際に作るかはどうかはわからないのですが、自分でレメディを作りたくなったときのために、乳鉢をドイツから購入して持っています。




細かい話になっちゃうんですが、液体で希釈する段階になったら、「2回振盪する」 という方法は、慢性病論(p.247)に初めて紹介されました。

慢性病論より以前の書物には「10回振盪する」という方法が載っていましたが、2回振盪するほうがレメディの作用が穏やかだということで、2回振盪に変更されています。

振盪(叩く)作業は、とても大事です。



ホメオパスにかかって、液体のレメディを出されている方がいらっしゃるかもしれませんネ。

ホメオパスさんに、「とる前に 瓶を叩いてくださいね」 と言われているかなと思います。


同じレメディでも、瓶を振盪する(叩く)ことで、レメディの作用を少しだけ強くしていきます。

そうすることで 体がレメディによる刺激に慣れてしまい、反応できなくなってしまうことを防いでいます。

長期間、同じレメディをとり続ける場合は(つまり慢性疾患がある場合)、液体のレメディを叩きながらとるのがおススメです。




追記1:
震盪する(叩く)回数は、レメディメーカーによって異なります。
震盪回数を知りたい場合は、レメディメーカーにお問い合わせください。


次の記事はこちら ⇨ レメディの素晴らしいところホメオパシーってなぁに?(7) 

 

 

 

ホメオパシーってなぁに?

(1)同種の法則とは? 
(2)作用・反作用の法則とは?  
(3)ホメオパシーの歴史『同種の法則」』の発見 
(4)マテリアメディカとは?_1
(5)マテリアメディカとは?_2
(6)レメディの作り方
(7)レメディの素晴らしいところ

 

ホメオパシー Q&A

Q1 レメディーはどこで購入できますか?
Q2 レメディはどんな形状のものがありますか?
Q3 レメディはどのように保管したらいいですか?など
Q4 レメディの有効期限は?
Q5 レメディはどんな摂り方がありますか?
Q6 お薬と併用できますか?
Q7 予防接種のデトックスはできますか?
Q8 ホメオパシーはどんな不調に試せますか?
Q9 どれくらいの期間、個人セッションに入る必要がありますか?
Q10 どれくらいの頻度で個人セッションに入る必要がありますか?
Q11 マザーティンクチャーとは何ですか?
Q12 レメディをリピートする頻度や回数は?
Q13 ポーテンシーはどのように使い分けたらいいですか?
Q14 好転反応とは何ですか?
Q15 好転反応は必ず起きるのでしょうか?
Q16 治癒の法則って何ですか?

Q17 ホメオパスはどのような視点でレメディを選んでいますか?
Q18 マザーティンクチャーに有効期限はありますか?
Q19 新型コロナウィルス対策に精油を使うと、レメディーはどうなりますか?
Q20 レメディをとっているとき、コーヒーを飲んでも大丈夫?
Q21 レメディー情報は解毒(アンチドーテ)されますか?
Q22 レメディ情報を無効にするものには何がありますか?
Q23 予防接種(ワクチン)レメディをとる必要はありますか?
Q24 ワクチン以来の不調がある場合、何をしたらいいですか?
Q25 レメディは物質が入っていないから、あっていないものをとっても害はない?
Q26 好転反応は、あったほうがいいのですか?
Q27 「好転反応がないと、よくならない」というのは本当ですか?
Q28 セルフケアできるのはどこまでですか? (急性病と慢性病の違いについて)
Q29 セルフケアできない症状にはどんなものがありますか?
Q30 ポーテンシーとは何ですか? 「C」「X」「LM」は何を意味しますか?
Q31 カレンデュラクリームも電磁波対策が必要ですか?
Q32 マザーティンクチャーも電磁波対策が必要ですか?