Q16:治癒の法則って何ですか?
レメディで不調がすっきりと消えることもありますが、不調の内容が絶えず変化したり、新しい不調が加わったりすることがあります。
そんな時、今の状況が治癒に向かうプロセスにあるのか、あるいは反対に治癒から遠ざかっている状況なのか評価するときの判断基準の1つとして『ヘリングの治癒の法則』があります。
ヘリングとは、この法則を発見したホメオパスの名前です。
主に慢性的な不調に対してレメディを使っているときの指針となります。
コンスタチン・ヘリング (1800-1880)
ヘリングの法則に則って不調が変化している場合は治癒に向かって進んでいる可能性が高いと言えます。
ヘリングの法則は以下となります。
へリングの治癒の法則
1)上から下へ
例)顔にあった湿疹が、足先に移動した
2)体内から体外へ
例)腎臓に問題があり浮腫んでいる人が
良くなる過程で目やにがひどくなり腰に湿疹が出た
3)心から体へ
例)イライラがひどい人が、イライラが良くなる過程でオリモノが増えた
4)重要な臓器から、より重要でない器官へ
例)喘息がよくなったら、湿疹が出てきた
5)逆順序の法則(新しい症状から昔からある症状に戻っていく)
膝の腫れがひいたら、昔捻挫した足首が腫れてきた